水回りのトラブル
1.漏水調査
2.飲食店のグリストラップ詰まり
3.水道管の凍結
家庭から漏水が起こると、水道メーターがいつも動いている、地面が濡れているなどの症状が起こります。水道料金も上がってしまいますし、漏水による地盤への悪影響もあります。屋内の場合は湿度が上がりカビの原因にもなります。漏水箇所の特定は専門知識がないと難しいので、専門業者にすぐに調査を依頼しましょう。
漏水調査の方法は主に2つで、音聴調査と漏水探知機を使った調査です。音聴調査は、水道メーターや止水栓に音聴棒を当てて音を聞き取り漏水の判断をします。漏水探知機は、感震器を使って振動音を調べて漏水音を検出する方法です。
漏水箇所が特定できたらその部分の水漏れ修理になります。パッキン交換・部品交換や蛇口の取り替えなどから、老朽化した配管の取り替えなど大きな工事になる場合もあります。また、地中や床下、壁の中など見えない箇所の漏水の場合は、修理費用が高額になる場合もあります。まずは漏水箇所の特定が必要なので専門業者に調査を依頼して下さい。
グリストラップとは、厨房から排出される油が生ゴミを一時的に留めておく油水分離阻集器です。名前の由来は英語のGreese(油)Trap(罠・止める)です。飲食店などの業務用厨房には、グリストラップの設置が条例で義務付けられている地域も多いです。飲食店から排出される油がそのまま下水道に流れることがないようにするためです。
グリストラップが詰まると、排水管の詰まりを引き起こします。グリストラップ内で排水に含まれる油脂の処理が出来ないため、油脂が排水管に流れ込みこびりつき堆積することにより排水管路が狭くなり、水が流れにくくなってしまいます。また、グリストラップの詰まりが悪臭を引き起こしたり、害虫の発生の原因になったりします。このような症状が起こると、ひどい場合は飲食店の営業を行うことが出来なくなります。早急に専門業者に依頼して、詰まりを解消してもらう必要があります。
グリストラップは3槽構造になっていて、第1槽で生ゴミや残飯、第2槽で油分を分離させ、第3槽で油分を取り除いて、下水へ排水します。第1槽は目の細かいカゴになっていて大きな残飯やゴミはここで除去されますが、このカゴに小さな生ゴミが詰まることが原因の一つとなります。その他の原因は油汚れです。定期的な清掃を怠っていると、排水に混ざる油脂分が少しずつ蓄積して、徐々に堆積して固くなっていきます。その結果グリストラップが詰まってしまいます。
まずはこまめな清掃です。第1槽である受けカゴをこまめに掃除しましょう。第2槽に溜まった油脂も数日に一度はすくい上げて除去します。底に沈殿している堆積物も定期的に除去します。柄のついた網を使用します。また、取り除いた油脂や汚泥は産業廃棄物となるので生ゴミとして処理することは出来ません。
また、日々のこまめな清掃を怠り、堆積した油が固くなって詰まってしまった場合は、専門業者に依頼した方が良いでしょう。グリストラップの大きさや施設の状況、油脂の量などにより作業費用が変わりますので、まずは電話で問い合わせて、現地調査を依頼して下さい。
気温がマイナス4℃を下回ると水道管が凍結してしまう恐れがあります。寒冷地でない地域でも今は異常気象などで強い寒波が到来することがあります。水は0℃で凍る性質を持つため、水道管が凍結する可能性はあります。また、水が氷になると堆積が大きくなり、圧力により水道管自体が破裂するおそれもあります。いざというときのために予防方法や対処方法を知っておきましょう。
・水道管にタオルや保温材を巻きつけることにより、水温の低下を防ぐ
・凍結防止帯を設置する
・蛇口を開いて少量の水を出しっぱなしにする
・寒冷地などの水栓は、水抜栓で水抜きをする
水道管が凍結してしまった場合は、その部分にタオルなどをかぶせて50℃程度のぬるま湯をゆっくりとかけます。熱湯をかけると急激な温度変化で水道管が破裂することがあるのでやめましょう。
まず止水栓を止めて、破裂して水漏れしている箇所にタオルやテープで処置をして、専門業者に依頼しましょう。メーターボックスのバルブの止め方や、応急処置の方法が分からない場合はお電話にてご相談下さい。対処をお伝えした上で、最寄りのスタッフがすぐに参ります。
3,300円~
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5,500円~
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