蛇口からの水漏れを自分で修理するにしても、専門業者に依頼するにしても一定の費用はかかります。ケースごとに費用がいくらかかるのか調べてみました。
蛇口パッキンの交換
いわゆる蛇口の頭がハンドル式のオーソドックスなタイプを想定しました。交換部品は内部のコマになります。
自分で修理する場合
この場合、費用としては部品のコマ代のみとなります。形状もいろいろありますが2個入500円程度です。ホームセンターなどで入手できます。
専門業者の場合
基本料:5,000~8,000円
出張料:2,000(無料の場合もあり)
技術料:5,000円~(無料の場合もあり)
部品代:コマ代
トータル金額だと8,000~15,000円ほどになります。
シングルレバータイプですとコマのかわりにカートリッジを交換する必要があります。費用をそれぞれ見ていきましょう。
自分で修理場合
この場合も部品代のみとなります。蛇口の種類で型式が違ってきますが、4,000~6,000円ほどになります。修理にはある程度技術力と専門の工具が必用となります。
専門業者の場合
基本・出張・技術料+部品代で15,000~25,000円ほどになります。
ここまで見てきて考えてほしいのが、部品を交換した時の費用対効果です。せっかく部品を交換したのにすぐに他の部品が壊れてしまった。そんなケースになるともったいないですよね。例えばご自分でシングルレバーのカートリッジを交換したとしても蛇口代の30~50%ほどの料金がかかります。業者さんに依頼した場合は、蛇口代の50~150%ほど料金がかかることになります。
そう考えると新品に交換した方がいいのでは?そう思いますよね。その前に蛇口の寿命はどれぐらいなのでしょうか。一般に言われているのが7~10年ほどになります。蛇口の寿命はどれだけ使用したかで変わってきます。厨房の蛇口などは3年もたいないケースもあります。例えば6年目の蛇口の部品を取り換えるのは費用対効果としてどうなのか。いろいろなケースがあると思いますが冷静に考えると、どの決断が最良なのかが見えてくると思います。
シングルレバータイプの蛇口ですと8,000~30,000円ほどの価格になります。専門の業者に依頼した場合、この料金と別に10,000~15,000ほどかかります。蛇口交換の場合、既存蛇口取り外しに6割。新品蛇口取り付けに4割の作業となります。
なぜこうなるかというと、最近のシングルレバータイプは上からすべて取り付けができるタイプが多いですが、古いタイプですと流しの中にもぐって作業するタイプになります。作業の難易度としては、かなり初心者には難しいレベルになるので安易にご自分で交換するのをおすすめできません。接続箇所の漏水確認も見えにくいところが多いので専門の業者に依頼するのをおすすめします。