お風呂蛇口水漏れ箇所の確認
まず、お風呂蛇口のどこから水漏れしているかチェックします。
■サーモスタット水栓の場合
左右どちらかに温度を調節するレバーと水量を調節するレバーがある水栓になります。
■シャワーヘッド根本からの水漏れ
ドバドバ水漏れすることはありませんがにじむように水漏れします。
■シャワーと本体接続部分からの水漏れ
シャワーでお掃除される人も多く使用頻度が高いため多いケースになります。
■本体後ろのクランク部分の袋ナットからの水漏れ
蛇口を止めているのと関係なくポタポタと落ちてきます。
■クランクの壁接続部分からの水漏れ
糸を引くように水漏れします。
全般にお風呂を使ってからでは発見が難しくなるため使用する前に定期的に確認しましょう。
お風呂蛇口水漏れの原因
シャワーヘッド部分の水漏れは、接続部分のOリングパッキンの劣化や損傷が原因です。
シャワーと本体からの水漏れは袋ナット部分のパッキンの劣化と損傷が考えられます。本体後ろのクランク袋ナットからの水漏れは内部クランクパッキンの劣化や損傷が考えられます。クランクと壁接続部分からの水漏れはシール材の劣化や締め付け不足などが考えられます。蛇口本体に足などをかけて強い力などが加わると袋ナットやクランクが緩み水漏れの原因となります。
お風呂蛇口水漏れの対策
蛇口全般共通ですが、蛇口の寿命として7~10年が考えられます。10年以上たっている蛇口の部品を交換した場合、あと何年使えるかわからないことを考えると金額的に得がどうか判断しなければなりません。また、蛇口交換を判断した場合、まず次のことを確認して下さい。
水道法的には、メーターからトイレや流しの止水栓(一次止水栓)までは水道事業所の管理内となります。都道府県ごとに水道事業者の細かいルールが違うので、蛇口を取り換えの場合自分で交換して良いか確認することをおすすめします。今ある蛇口の交換の場合、法的に無資格でも施工はできますが、水漏れは自己責任となります。
特に集合住宅の場合などは管理組合のルールなどをよく確認するとよいでしょう。DIYで施工して水漏れした場合、保険の対象とならない可能性もあります。よく理解した上で作業しましょう。