お風呂まわりの排水つまりあれこれ

ユニットバスの場合
戸建てなどの在来方式

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お風呂まわりの排水つまりも建物の違いなどで違ってきます。ケースごとにどんな原因があるのか見ていきましょう。

ユニットバスの場合

ユニットバスの構造は浴槽の排水が洗い場の排水とつながって流れていくようになっています。浴槽の排水ホースと洗い場の排水トラップがつながっています。ホースとトラップ間に水が溜まって封水（臭いや虫があがってこないようにする）が形成されています。構造的に複雑な構造となっているので、日々のメンテナンスを怠ると短期間で排水の流れが悪くなることで排水のつまりとなることもあります。浴槽の大きさで違ってはきますが一般の浴槽の場合、浴槽に水をためて排水した時間は４～６分と言われています。この排水の時間が長くなっているのは、排水がつまり気味のサインでもあります。ユニットバスのつまりの主な原因は、洗剤カスや髪の毛や汚れなどになります。石鹸やシャンプーなどが水に溶け残ると、排水管の中に溜まるようになります。ここに髪の毛や汚れが合体すると排水管の流れが悪くなってきます。マンションなどの集合住宅の場合は、ユニットバス、洗面所、洗濯機排水が同じ排水の系統となるため、配管を高圧洗浄する場合、すべてを洗浄しないとあまり意味がありません。

戸建てなどの在来方式

戸建てなどで採用されているタイプでは、古いタイプだと浴槽の排水が直接床に排水され、その排水が洗い場のトラップに流れるタイプがあります。この場合、つまりの原因は洗い場のトラップかその先の配管になります。古いタイプの多くはトラップまわりのぬめりにゴミや髪の毛が付着して排水の面積を小さくして排水のつまりと原因となります。もう一つの在来のタイプとして、浴槽と洗い場それぞれにトラップがあり別々の配管で排水されるタイプになります。この場合、共通で日々のメンテナンスを怠るとぬめりから派生する排水つまりが発生します。戸建ての場合、配管の洗浄を定期的に行っていない場合が多いのでワイヤーを用いたつまりの修理では、一時的な効果しかえられません。経年のぬめりや汚れを除去するには、配管内部を高圧洗浄するのをおすすめします。ワイヤーや針金を使った修理では、ワイヤーや針金が通った分しか除去できていないことがあります。せっかく修理してもそれでは、また短期間で同じような症状が出ることが予想されます。お風呂まわりは配管も小さく曲がりが多いのでつまりやすい状況があります。排水つまりにならないためにも日々のメンテナンスを心がけましょう。

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