給湯器トラブルの前兆と症状を知ろう

給湯器の故障は突然起こるわけではなく、いくつかの前兆があります。早めに異常に気づいて適切な対処をすれば、大きなトラブルを防ぐことができます。ここでは、よくある給湯器の症状について解説します。
当社スタッフからのコメント
給湯器から水漏れ
給湯器の周りに水が溜まっている場合、内部の部品が劣化している可能性があります。
- 給湯器本体の下に水たまりができる
- 配管の接続部分から水滴が落ちる
当社スタッフからのコメント
給湯器からお湯が出ない
お湯が出なくなることも主なトラブルの一つです。1ヶ所からだけ出ないのか、お風呂の追い焚きができないのかなど、どのような状況か確認しましょう。また、給湯器本体や配管、電源系統に問題がある可能性もあります。
- シャワーや蛇口から水は出るが、お湯にならない
- お湯が出るまでに時間がかかる
当社スタッフからのコメント
給湯器の温度が不安定
温度が急に冷たくなったり熱くなったりする場合、給湯器の設定や部品の劣化が考えられます。
- お湯の温度が一定にならない
- 給湯中に急に水になる
- ぬるま湯しか出ない
当社スタッフからのコメント
給湯器から異音・異臭がする
給湯器から「ゴーッ」という異音がしたり、ガスの臭いがする場合は、重大な故障の前兆かもしれません。
- 給湯器が稼働中に異常な音がする
- 燃焼時にガスの臭いがする
当社スタッフからのコメント
給湯器トラブルの原因は?

給湯器のトラブルはさまざまな要因によって引き起こされます。原因を知っておくことで、適切な対処や予防が可能になります。ここでは、主な原因を詳しく解説します。
給湯器フィルターの詰まり
給湯器には水やガスのフィルターが備わっており、これが詰まるとお湯の出が悪くなったり、給湯器の燃焼が不安定になったりします。
- 水道水に含まれるゴミやサビがフィルターに溜まる
- 長期間フィルターの掃除をしていない
当社スタッフからのコメント
給湯器の経年劣化・故障
給湯器の寿命は一般的に10~15年程度です。給湯器の耐用年数前後のタイミングで水漏れを起こした場合は、経年劣化を疑いましょう。長年使用していると、内部部品が劣化して故障のリスクが高まります。特にパッキンのゴム、ナットのゆるみなど、配管のつなぎ目の劣化が多いです。
- 長期間の使用による部品の摩耗
- メンテナンス不足
当社スタッフからのコメント
給湯器配管の凍結
冬場に給湯器の配管が凍結すると、水が氷になって膨張して、配管の破裂を招きます。氷が溶けたときに、破裂箇所から水漏れを起こしたり、お湯が出なくなったりなどのトラブルが発生します。
- 気温が0℃以下になり、配管内の水が凍る
- 給湯器を使わずに放置していた
当社スタッフからのコメント
給湯器の施工不良
新しく設置したばかりの給湯器でトラブルが発生する場合、施工不良か初期不良の可能性があります。
- 配管の接続が不適切
- ガスや電気の接続ミス
当社スタッフからのコメント
自分でできる給湯器トラブルの対処

給湯器のトラブルの中には、業者に頼まなくても自分で対処できるものもあります。特にフィルターの掃除や凍結対策など、日常的なメンテナンスを行うことでトラブルを防ぐことが可能です。ここでは、自分でできる対処方法を詳しく解説します。
水抜き栓フィルターの掃除
給湯器のフィルターにゴミやサビが詰まると、お湯の出が悪くなったり、水漏れの原因になることがあります。
- ドライバー
- ブラシ
手順
- 給湯器の電源を切る
- 給湯器の下部にある水抜き栓を左に回して取り外す
- フィルターを取り出し、ブラシでゴミを落とす
- 水でしっかり洗い流し、元に戻す
- 水漏れがないか確認する
当社スタッフからのコメント
冬季の凍結予防

冬場の冷え込みが厳しい地域では、給湯器の配管が凍結することがあります。凍結を防ぐために、以下の対策を行いましょう。
- 使用後に水抜きをする
- 給湯器の電源を切る
- 蛇口を開けて、給湯器内の水を抜く
- 凍結しそうな夜は少し水を流し続ける
- 寒い夜は、少しだけ水を出したままにする
- 給湯器の電源を切る
- 配管を保温材でカバーする
- 配管に断熱材やタオルを巻きつけて、冷気から守る
当社スタッフからのコメント
浴槽の循環アダプターの掃除
給湯器と浴槽をつなぐ循環アダプターが汚れていると、お湯の流れが悪くなることがあります。
手順
- 浴槽の循環アダプター(お湯が出る部分)を取り外す
- ブラシやスポンジで汚れを落とす
- 元に戻し、お湯の流れがスムーズか確認する
電気系、燃焼系トラブルは業者へ依頼する
給湯器の電気系統や燃焼部分のトラブルは、自分で修理しようとすると危険を伴います。
- 電源を入れても給湯器が動かない
- 点火してもすぐに消えてしまう
- 異音や異臭がする
当社スタッフからのコメント
給湯器交換も業者へ依頼する

給湯器の寿命(約10~15年)が近づいた場合、交換が必要になります。自力での交換は難しく、専門業者に依頼するのが一般的です。
- 修理を繰り返してもトラブルが改善しない
- 部品の供給が終了している
- 水漏れや異常動作が頻発する
当社スタッフからのコメント
業者に依頼する判断基準と業者の選び方

給湯器のトラブルには、自力で対処できるものと専門業者に依頼すべきものがあります。前のセクションでも少し触れましたが、特に、ガスや電気が関係する故障は安全上の問題もあるため、適切な判断が重要です。ここでは、業者に依頼するべきケースを更に詳しく解説し、修理・交換の費用相場、信頼できる業者の選び方についてアドバイスいたします。
業者に依頼した方が良い給湯器トラブル
給湯器の交換を行う場合、自分で行うのは違法行為となってしまいます。給水の接続は水道工事業者、ガスの接続は資格を持ったガス工事業者など、専門知識を持つ業者が行う必要があり、資格者でしか作業することが認められないためです。以下の症状が見られた場合は、すぐに業者に依頼しましょう。
-
ガス漏れの疑いがある
給湯器周辺でガスのような臭いがする場合は、直ちに使用を中止し、ガス会社や業者に連絡する。 -
排水が完全に詰まっている
排水ホースや排水口の掃除をしても改善しない。 -
給湯器本体からの水漏れ
内部の配管が破損している可能性があるため、専門的な修理が必要。 -
給湯器が点火しない
ガス供給の異常や燃焼系統のトラブルの可能性。 -
異音・異臭が発生している
内部のバーナーやファンが故障している可能性が高い。 -
エラーメッセージが表示される
給湯器のディスプレイにエラーコードが出る場合は、取扱説明書を確認し、対応できない場合は業者に依頼。
当社スタッフからのコメント
給湯器修理を業者に依頼した場合の金額の相場
修理費用はトラブルの内容によって異なりますが、大阪エリアでの一般的な相場は以下の通りです。
給湯器修理の
費用相場
軽微な修理 (フィルター掃除、配管の簡単な修理) |
5,000円~15,000円 |
部品交換 (点火装置、温度センサーなど) |
15,000円~50,000円 |
ガス漏れ修理 | 20,000円~60,000円 |
給湯器の配管交換 | 30,000円~100,000円 |
当社スタッフからのコメント
給湯器交換を業者に依頼した場合の金額の相場
給湯器の寿命が近づいている場合は、修理ではなく交換を検討する必要があります。
給湯器交換の
費用相場
壁掛けタイプ | 100,000円~200,000円 |
エコジョーズ(高効率型) | 200,000円~400,000円 |
エコキュート | 400,000円~600,000円 |
交換工事費用 (給湯器の種類による) |
30,000円~80,000円 |
当社スタッフからのコメント
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給湯器修理業者の選び方
給湯器の修理や交換を依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。以下のポイントをチェックしましょう。
-
口コミや評判をチェック
インターネットのレビューや知人の紹介を参考にし、評判の良い業者を選ぶ。 -
見積もりが明確な業者を選ぶ
作業内容と料金を事前に提示してくれる業者を選びましょう。 -
保証内容を確認する
修理や交換後の保証があるかどうかを確認しましょう。 -
緊急対応が可能か
給湯器が故障するとすぐにお湯が使えなくなるため、迅速な対応ができる業者が望ましいです。 -
メーカー認定業者を選ぶ
給湯器のメーカーが認定した業者なら、純正部品を使用し、適切な修理が期待できます。
給湯器トラブルの予防

給湯器のトラブルは、日頃のメンテナンスや適切な使用で防ぐことができます。以下の予防策を実践し、給湯器を長持ちさせましょう。
給湯器の凍結対策
前のセクションでも触れましたが、冬場に給湯器の配管が凍結すると、お湯が出なくなるだけでなく、配管の破損につながることもあります。
- 給湯器のリモコンで「凍結予防モード」がある場合は設定する
- 気温が0℃以下になる前に、水を少しずつ流し続ける
- 配管に保温材や断熱材を巻いて、冷気から守る
当社スタッフからのコメント
給湯器周囲の清掃
給湯器の周囲にホコリやゴミが溜まると、通気が悪くなり、燃焼不良を引き起こすことがあります。
- 定期的に給湯器の周りを掃除し、通気口をふさがないようにする。
- 屋外設置の場合、落ち葉やゴミが溜まらないように注意。
給湯器フィルターの詰まりチェック
給湯器のフィルターは定期的に掃除し、ゴミや汚れなどの詰まりを防ぐことが重要です。
- 月に1回程度、フィルターを取り外して掃除する
- 水垢やサビが付着している場合は、ブラシでこすり落とす
定期的な法定点検
給湯器は法律で定められた点検が必要な場合もあります。定期点検を受けることで、安全性を確保し、故障の予防につながります。
- 5年に1回の定期点検を受ける
- メーカーの保証期間内に点検を依頼する
当社スタッフからのコメント