お風呂水漏れの前兆と症状を知ろう

水漏れは突然起こるように見えることが多いですが、実際には何らかの前兆や症状が現れることがほとんどです。そのサインを見逃さず、早めに対処することで、被害を最小限に抑えることができます。ここでは、お風呂水漏れのよくある前兆と症状を詳しく解説します。
風呂場の蛇口から水漏れする
シャワーの水を止めてもポタポタと水が漏れる場合、以下の原因が考えられます。
- シャワーヘッド本体の劣化
- シャワーホースの劣化
当社スタッフからのコメント
浴槽内の循環口から水漏れ
循環口とはお風呂の浴槽にある穴のことで、以下の2種類があります。
-
一つ穴
浴槽内の水を効率的に循環させる構造になっています。浴槽内のお湯を抜き出し、温めてから再び浴槽に戻すため、温度が均一に保たれます。構造がシンプルなため、掃除が簡単です。 -
二つ穴
二つの穴から別々にお湯を吸い上げ、再循環する構造になっています。一つ穴に比べて掃除が難しいため、内部に汚れが溜まりやすくなります。循環効率も劣り、温度のムラが生じることがありますが、現在では二つ穴は少なくなっています。
浴槽内の循環口から水が漏れる場合、お風呂の配管内に残っているお湯が出てきているケースと、給湯器や循環口の接続部に問題があるケースがあります。特に給湯器のトラブルが原因の場合は、専門業者に依頼する必要があることが多いです。
お風呂の床や壁から水漏れ
お風呂の床や壁から水漏れする場合、配管や壁、床内部に不具合が生じている可能性があります。こうした水漏れは、放置するとカビの発生や構造材へのダメージを引き起こします。自分で対処することは、ほとんど不可能なため、早急にプロに依頼しましょう。
お風呂水漏れの原因は?

お風呂の水漏れは、蛇口やシャワー、配管などの部品や設備の劣化が主な原因となります。それぞれの原因を理解することで、適切な対処や予防がしやすくなります。ここでは、お風呂水漏れの主な原因を詳しく解説します。
蛇口の部品の故障・劣化
蛇口内部には、パッキンやカートリッジなどの部品が使用されています。これらの部品が摩耗や劣化することで、水漏れが発生します。パッキンの寿命は約10年のため、10年を超えたパッキンは交換するようにしましょう。水漏れ予防になります。
- 蛇口を閉めても水がポタポタと漏れる
- ハンドルを回しても水が完全に止まらない
当社スタッフからのコメント
シャワーヘッドやホースの劣化
シャワーの水圧が落ちたと感じたら、シャワーヘッドや蛇口本体のフィルターで、目詰まりを起こしているか、ホースの劣化が主な原因と考えられています。
- 接続部分のゆるみ
- ホースのひび割れや破損
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給湯器のトラブル
給湯器に問題があると給湯の使用が出来なくなり、浴槽内の循環口や蛇口から、水漏れが発生する場合があります。また、給湯器には水だけではなく、電気やガス管も接続されているため、トラブルによっては給湯が使えないだけでなく、電気やガスのトラブルにも繋がることあります。
- 内部の配管の破損や経年劣化
- 凍結
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配管の破損・劣化
排水管からの水漏れは配管の劣化が主な原因です。排水管にも耐用年数があり、経年劣化したり、配管の材質によってはサビたりもします。地震や台風などの衝撃で、破損してしまうこともあります。排水管が劣化したり、破損した場合、汚水が家屋や地中に流れ出て、異臭やお家の基礎部分などの劣化に繋がります。
- 排水管のひび割れ
- 排水管の経年劣化
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自分でできるお風呂水漏れの対処方法

お風呂の水漏れが軽度であれば、自分で修理を試みることができます。ここでは、初心者でも取り組みやすい修理方法を詳しく解説します。必要な道具と正しい手順で進めれば、簡単に解決できる場合もあります。
ナットを締め直す
蛇口やシャワーホースの接続部分がゆるんでいる場合、ナットを締め直すことで水漏れを止められることがあります。ナットのゆるみが原因ということも意外と多いので、まずは試してみてください。
- モンキーレンチ
- 水道の元栓を閉めます
- ナット部分をモンキーレンチでしっかり締め直します
- 水を流して、漏れが解消されたか確認します
パッキンを交換する
蛇口内部のパッキンが劣化している場合、水漏れの原因となります。パッキンはいつか必ず劣化するものなので、水漏れを起こさない蛇口はないと言われています。パッキンは簡単に交換できるように作られているため、ご自分で新しものに交換してみましょう。
- ドライバー
- モンキーレンチ
- 新しいパッキン
- 水道の元栓を閉めます
- 蛇口のハンドルを取り外し、内部のパッキンを確認します
- 劣化したパッキンを取り外し、新しいものに交換します
- 元通りに組み立て、水漏れが解消したか確認します
シャワーヘッドを交換する
シャワーヘッドの一般的な寿命は10年程度です。設置から5年以上経過すると。水漏れなどのトラブルが発生しやすくなります。また、節水効果や美容効果が期待できる、シャワーヘッドへの交換を検討されている方も、以下を参考にしてください。
- 新しいシャワーヘッド
- 古いシャワーヘッドをホースから取り外します
- 新しいシャワーヘッドをホースに取り付けます
- 水を流して、水漏れが解消されたか確認します
当社スタッフからのコメント
シャワーホースを交換する

樹脂製のホースの場合、10年以上使用すると、切れ目が入って水漏れにつながりやすくなります。シャワーヘッドから水漏れがある場合や、経年により汚れてきたら交換しましょう。
- モンキーレンチ
- 新しいシャワーホース
- 古いホースを蛇口から取り外します
- 新しいホースを蛇口に接続します
- 水を流して、水漏れがないか確認します
浴槽の排水栓を交換する

浴槽の排水栓(ゴム栓)が壊れている場合、せっかくお風呂にお湯を溜めたのに、いつの間にかお湯が減っているトラブルなどの水漏れが起きることがあります。これは、新しい栓に交換することで解決可能です。また、排水栓を抜こうとした時に、鎖が切れてしまったという場合も交換しましょう。
手順
- 古い排水栓を取り外します
- 新しい排水栓を取り付けます
- 浴槽に水を張り、水が抜けないか確認します
浴槽のヒビ割れを補修する

浴槽にヒビが入っている場合、補修剤を使って修理することができます。しかし、あくまでも応急処置 なので、早めに業者に依頼することをおすすめします。
- 浴槽用補修剤
- ヘラ
- ヒビ割れ部分を清掃し、乾燥させます
- 補修剤をヒビ部分に塗り込みます
- ヘラで平らにならし、完全に乾燥させます
- 水を張り、漏れが解消したか確認します
業者にお風呂水漏れを依頼する
判断基準や費用相場、業者の選び方

お風呂の水漏れが自力で解決できない場合や、問題が深刻な場合には、専門業者に依頼することが必要です。ここでは、業者に依頼するべき状況や、信頼できる業者を選ぶポイントを解説します。
業者に依頼した方が良いお風呂水漏れ症状
以下のような症状が見られる場合は、専門業者に相談しましょう。
-
給湯器や循環口が原因の水漏れ
給湯器内部のトラブルは専門知識が必要です。 -
配管内部の破損が疑われる場合
床や壁から水が漏れている場合、専門業者による修理が必要です。 -
原因が特定できない場合
自力で水漏れの原因を特定できない場合、プロに依頼するのが安全です。 -
長期間放置している場合
放置期間が長い水漏れは、配管や設備全体に深刻な影響を与えることがあります。
お風呂水漏れを業者に依頼した場合の金額の相場
修理費用は地域や作業内容によって異なりますが、大阪エリアでの目安を以下に示します。
お風呂水漏れの
修理料金の相場
軽微な修理 (ナット締め 直し、 簡単な補修など) |
5,000円~10,000円 |
蛇口やシャワーヘッド の交換 |
10,000円~20,000円 |
配管の修理や交換 | 30,000円~50,000円 |
給湯器の修理 | 50,000円~100,000円以上 |
相場よりリーズナブル!
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お風呂水漏れを業者に依頼した場合の作業時間
作業時間の目安は以下の通りです。
- 軽微な修理:30分~1時間
- 蛇口やシャワーヘッドの交換:1~2時間
- 配管の修理や交換:2~4時間
- 給湯器関連の修理:半日~1日以上
お風呂水漏れ修理業者の選び方
信頼できる業者を選ぶために、以下のポイントを確認してください。
- 口コミや評判をチェック: ネットのレビューや知人の紹介を参考にして選びましょう
- 見積もりが明確であること: 修理内容と料金が事前に明確に示される業者を選びましょう
- 緊急対応が可能か: 急なトラブルにも迅速に対応できる業者は安心です
- 保証が付いているか: 修理後のトラブルにも対応してくれる業者を選ぶと良いでしょう
お風呂水漏れの予防

お風呂の水漏れは、日常的なメンテナンスを心がけることで未然に防ぐことができます。ここでは、簡単に取り組める予防策をいくつかご紹介します。これらの方法を習慣にすることで、水漏れトラブルを大幅に減らすことができます。
蛇口やシャワーのナットの締め直し
蛇口やシャワーヘッドの接続部分のナットは、使用頻度が高いとゆるみやすくなります。定期的に締め直すことで、水漏れの発生を防ぎます。
- 頻度: 3~6か月に1回程度の点検がおすすめです
- 注意点: 締めすぎると部品が損傷する恐れがあるため、適度な力で締め直してください
排水口の定期的な清掃
排水口は髪の毛や石鹸カスが溜まりやすい場所です。詰まりが原因で水漏れにつながることがあるため、定期的な清掃を心がけましょう。
手順
- 排水口のカバーを外し、溜まった汚れを取り除きます
- 中性洗剤で排水口を洗浄します
- 洗浄後、清潔な状態で元に戻します
当社スタッフからのコメント
床や壁のコーキング剤のチェック
便器と床の間の隙間に使用されるコーキング剤は、コーキングの色が汚くなってきた時や、コーキングの一部が剥がれてきた時に、打ち直しをするのがおすすめです。また、コーキングの劣化やひび割れが原因で、隙間から水が入り、水漏れすることもあります。2~3ヵ月に一度は定期的に状態を確認し、必要に応じて補修しましょう。
- コーキング剤にひび割れがないか
- 隙間から水が漏れていないか
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浴槽の栓のチェック
浴槽の栓は、小さな亀裂や劣化が進むと、水漏れを引き起こすことがあります。使用前に状態を確認し、異常があれば早めに交換しましょう。
- 栓に目立ったひび割れがないか
- 浴槽に水を張った際に水漏れがないか
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