DIYで洗面所の蛇口交換を考えている方もおられるかもしれません。その前に確認をしないといけない事項がいくつかあります。施工をする前に確認していきましょう。
そもそも素人が洗面所の蛇口を交換していいのか?
結論から言うとこれはお住まいの各水道事業者によって違います。通常であれば、各水道事業者から指定を受けた指定工事店が工事や修理を行います。厚生省が定めた水道法を見ると「水栓の交換やコマパッキンの交換以外は無資格の人間は工事できません」とあります。これを読むと水栓の交換は無資格でもOKになります。
次に大阪市の回答を見ていきます。「水道の蛇口や蛇口のパッキンについては、ご使用者さまご自身で取替することが出来ます。 ※湯水混合水栓やセンサー機能付き水栓は除きます。」
これを見ると水だけが出る蛇口は個人で交換してもいいけど、お湯が出る混合水栓はだめだよってことです。つもり流しや洗面所にある混合水栓は、指定工事店以外の交換はできないということです。水道事業者によっては、蛇口の交換も種類を出してくださいってところもあります。交換の前にお住いの水道事業者に確認をしましょう。
住んでいる部屋の管理規約に違反していないか?
これは賃貸物件や分譲でもマンションの管理組合規約に自分で交換していいかを確認する必要があります。マンションなどの集合住宅の場合、水道や排水は共用のパイプを共同利用します。
もし無資格の人間や悪質な業者が作業をした場合、共用部分の配管に悪影響を与える可能性もあります。特に気を付けないといけないのが賃貸物件になります。退去時原状復帰するのが多くの物件の条件ではないでしょうか。
せっかく交換した洗面所の蛇口をまた元に戻すことになるのは大変ですよね。事前に管理会社などに確認をとっておきましょう。指定工事店に依頼するメリットは何でしょうか?
指定工事店になるには、一定以上の技術力と実績が必用になります。地元に根付いて何十年もやっているので信頼と安心感があります。また、水道の漏水修理など場合、高くなった水道料金と下水道料金を減免処置をとることができます。
簡単にいうと、条件をクリアしたら漏水した水道料金を免除しますよってことです。これを行うには指定工事店に修理をしてもらい、書類を出してもらう必要があります。価格だけにとらわれ無指定の業者に依頼したり、個人で修理した場合は減免の対象外となります。いろいろなケースがあると思いますが、ご自分にあった修理方法を選んでみてください。